ブライアン・ルイス(ヴァイオリン)Brian Lewis

4歳の時にエレノア・アレンの生徒としてヴァイオリンを習い始め、母アリス・ジョイ・ルイスの指示でオタワ・スズキ弦楽プログラムに参加。後に、チベリウス・クラウスナーのもとで学ぶ。2度にわたり日本を訪れ、松本の才能教育研究会で鈴木鎮一先生に師事した。ジュリアード音楽院ではドロシー・ディレイ、川崎雅夫、ヒョー・カンに師事し、音楽の学士号と修士号を取得した。若手芸術家の育成に献身的に関わり、世代を代表するヴァイオリン指導者として、いち早く世に知られることになった。自身がヴァイオリン科教授を務めるテキサス大学では、弦楽と教育法のデビッド・アンド・メアリー・ウィントン・グリーン講座を担当。また、ニューヨークのジュリアード音楽院におけるヴァイオリン研究のスターリング=ディレイ・シンポジウム芸術監督、ヒューストンのリバーオークス室内合奏団コンサートマスター、カンザス州のブライアン・ルイス・ヤングアーティストプログラムの芸術監督を務める。テキサス・ピアノ四重奏団の創立メンバーであり、バトラー音楽学校のスターリング優秀ヴァイオリニストシリーズの芸術監督も務める。昨年、イェール音楽学校客員教授としての2年目を終えた。使用楽器は、1863年にパリで作られたグラン・フレール。
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竹澤恭子(ヴァイオリン)Kyoko Takezawa



1986年第2回インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールで圧倒的な優勝を飾る。それ以来、ニューヨーク・フィルハーモニック、ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、ボルティモア交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ロンドン交響楽団、バイエルン放送交響楽団、ベルリン放送交響楽団、NDR交響楽団、NHK交響楽団など国内外の主要オーケストラと共演。指揮者では小澤征爾、サー・コリン・ディヴィス、マイケル・ティルソン・トーマス、デイヴィッド・ジンマン、アラン・ギルバート、デイヴィッド・ロバートソン、ウォルフガング・サバリッシュ、シャルル・デュトワ、マレク・ヤノフスキ、サー・アンドリュー・デイヴィスなど多くの素晴らしい指揮者と共演。また、国際的な主要都市でもたびたびリサイタルを行ない、絶賛を博す。アスペン、ラヴィニア、ラホヤ、BBCプロムスの音楽祭や、ルツェルン音楽祭に参加。最近ではイタマール・ゴランと共演したブラームス・ヴァイオリン・ソナタ全楽章のCDをソニーよりリリース。
3歳よりスズキ・メソードでヴァイオリンを始め、山村晶一氏に師事。7歳でスズキ・メソード海外演奏旅行の一員として、アメリカ、カナダ、スイスで演奏。桐朋女子高校にて小林健次氏に師事。1982年、第51回日本音楽コンクールで第1位受賞。17歳でアスペン音楽学校入学。ドロシー・ディレイ、川崎雅夫両氏に師事。1898年ジュリアード音楽院卒業まで、引き続き両氏の薫陶を受ける。現在、パリ在住。
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渡辺玲子(ヴァイオリン)Reiko Watanabe



3歳半からスズキ・メソードでヴァイオリンを習い始め、15歳で日本音楽コンクール優勝。84年ヴィオッティ国際コンクールで最高位受賞。85年ジュリア-ド音楽院に留学、90年に学士、92年修士を獲得。86年パガニ-ニ国際コンクールで最高位を受賞して以来、ニューヨークを拠点にオーケストラとの共演やリサイタル、国際音楽祭への参加などを中心に世界的に活躍。2004年から国際教養大学特任教授。05年、優れた芸術家に与えられるエクソン・モービル音楽賞奨励賞受賞。ニューヨーク在住。
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大谷康子(ヴァイオリン)Yasuko Ohtani



3歳よりスズキ・メソードでヴァイオリンを学ぶ。第1回10チルドレンの一人として海外演奏旅行に参加。東京藝術大学、同大学院博士課程を修了。全日本学生音楽コンクール全国第1位。シェリング来日記念コンクール第2位。在学中より活動を始め、ウィーン、ローマ、ケルン、ベルリンなど国内外で数多くのリサイタルを開催。また、国内外の主要オーケストラのソリストを務めるほか、朝日テレビ「題名のない音楽会」(330回以上最多出演)など多岐にわたるメディアで活躍。室内楽、現代音楽の分野にも力を入れ、1995年に結成した弦楽四重奏団「クワトロ・ピアチェーリ」は2010年度「文化庁芸術祭大賞」受賞。東京交響楽団ソロ・コンサートマスター。東京藝術大学付属音楽高校講師。東京音楽大学教授。川崎市市民文化大使。日本交響楽振興財団理事。
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川本嘉子(ヴィオラ)Yoshiko Kawamoto



3歳よりスズキ・メソードでヴァイオリンを始める。桐朋学園大学に進み、1989年、第6回東京国際コンクール室内楽部門にてイグレック・クァルテットで優勝。91年東京都交響楽団への入団をきっかけにヴィオラに転向。92年ジュネーヴ国際コンクール・ヴィオラ部門で最高位(1位なしの2位)入賞。次代を担うスケールの大きなヴィオラ奏者として期待と注目を集める中、97年、優れたヴィオラの作品を発掘し積極的にレパートリーに取り入れている姿勢や、様々な演奏家との室内楽活動が評価され「第 7回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞」を受賞。99年には東京都交響楽団首席奏者に就任。98年から京都アルティ弦楽四重奏団、2001年からAOIレジデンス・クヮルテットのメンバーとしても活躍。現在は、ソリストおよび室内楽奏者として、国内外のより幅広い舞台で活動を続けている。
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堤 剛(チェロ)Tsuyoshi Tsutsumi



幼少から父に手ほどきを受け、1950年に8歳で第1回リサイタルを開いた。後に齋藤秀雄に師事し、57年に第26回日本音楽コンクール第1位および特賞を受賞。61年アメリカ・インディアナ大学に留学し、ヤーノシュ・シュタルケルに師事。ミュンヘン国際コンクールで第2位、ブダペストでのカザルス国際コンクールで第1位入賞を果たし、以後内外での本格的な活動を開始。精力的な演奏活動に加えて、ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール、ミュンヘン国際コンクールなど多くの国際コンクールの審査にも招かれている。これまでに受賞した主な賞としては、『1992年度日本芸術院賞』をはじめ、『第2回サントリー音楽賞』、『ウジェーヌ・イザイ・メダル』、『芸術祭放送大賞』など多数。2009年秋の紫綬褒章を受章。また同年、天皇陛下御在位二十年記念式典にて御前演奏を行った。01年より霧島国際音楽祭音楽監督。88年秋より06年春までインディアナ大学の教授を務め、04年4月より桐朋学園大学学長の任にある。07年9月、サントリーホール館長に就任。日本芸術院会員。
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宮田大(チェロ)Dai Miyata



1986年宇都宮市に生まれる。3歳よりスズキ・メソードでチェロを始め、9歳から出場するすべてのコンクールに第1位入賞する。09年、第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人として初の優勝。10年、第20回出光音楽賞を受賞。第6回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。第13回ホテルオークラ音楽賞受賞。第35回江副育英会奨学生。ローム・ミュージックファンデーション奨学生。栃木県での受賞歴も華やかで、文化部門では初めての栃木県知事特別表彰を受け、とちぎ未来大使に任命される。桐朋学園音楽部門特待生を受け、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。09年、ジュネーブ音楽院を卒業する。これまでにチェロを宮田豊、倉田澄子の各氏に、室内楽を東京クヮルテット、原田禎夫、原田幸一郎、加藤知子、今井信子、リチャード・ヤング、ガボール・タカーチ=ナジの各氏に師事する。現在は、クロンベルクアカデミーでフランス・ヘルメルソン氏に師事している。国内外でソロ活動や協奏曲、室内楽にも取り組み、リン・ハレル、ギドン・クレーメル、ユーリ・バシュメット、日本を代表する多くの演奏家、オーケストラと共演している。ベートーヴェン音楽祭、ドレスデン音楽祭、マントン音楽祭などヨーロッパの数々の音楽祭に招かれ、高い評価を受けている。2011年に初CD「Dai First」をリリースし、記念コンサート・ツアーを行なった。2012年1月には、天皇皇后両陛下のご臨席のもと、小澤征爾指揮・水戸室内管弦楽団東京公演にソリストとして出演した。
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宮前丈明(フルート)Takeaki Miyamae



音楽と医学ー二つの顔を持つ異色のフルーティスト。9歳よりスズキ・メソードでフルートを始め、高橋利夫氏に師事。 1977年、巨匠マルセル・モイーズ氏のマスタークラスを最年少で受講(11歳)。以降、氏の自宅などにおいて短期間の集中特訓を受ける。高橋利夫氏とと もに、たびたび渡米してデモンストレーションを行ない、アメリカ・スズキ・フルートスクール設立に貢献。横浜市立大学医学部進学のため音楽活動を中断し、 医師免許・博士(医学)を取得、横浜市立大学医学会医学研究奨励賞受賞。2001年よりフルーティストとして本格的な活動を再開。2011年 American Protégé 国際ロマン派音楽コンクールにて第1位受賞、およびカーネギーホールにおける受賞者演奏会への出演をはじめ欧米の音楽コンクールで受賞多数。日米にて演 奏・指導活動を展開している。米国ピッツバーグ在住、 Westmoreland Suzuki School of Music講師、Suzuki Association of Greater Washington Area (SAGWA) Flute Institute客員講師、国際スズキ・メソード音楽院特別講師、ピッツバーグ大学病院精神科上級研究員。
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田中正也(ピアノ)Masaya Tanaka



Photo by Kazuya Akashi福岡市生まれ。母の手ほどきを受け3歳より才能教育でピアノをはじめる。15歳で 単身モスクワへ。ネルセシアン教授に師事し 2003年モスクワ音楽院を金賞で卒業。 2007年ロームミュージックファンデ―ションより奨学金を得て同大学院をヴォス クレセンスキー教授に師事し卒業。両氏と演奏活動を共にする。イブラ(伊)優勝, スクリャービン(仏)優勝・審査員特別賞,カントゥ(伊)第1位及びリスト特別賞, バラキレフ(露)第2位, プロコフィエフ(露)入賞ほか多数の国際ピアノコンクールで受賞。ロシア-青少年ラフマニノフ音楽祭・ウクライナ国際音楽祭にてリサイタル、“若い星のフェスティバル”に招かれサマーラ交響楽団との協演をはじめアメリカ・ イタリア・カナダ・フランス等世界各地で演奏。日本国内では「楽しいおしゃべりコンサート」から「田中正也プロコフィエフピアノ曲全曲演奏シリーズ」まで繊細かつ大胆な独自の感性に高評を得てソロ活動のほか、日本を代表する若手ピアニスト 佐藤卓史氏との2台ピアノデュオコンサート・日本フィルハーモニーソロコンサートマスターである世界的ヴァイオリニスト木野雅之氏とのリサイタルはじめ、九州交響楽団との協演など幅広く展開。
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